こんにちは、ぶぅちゃんです。
今回は、ハードウェアエンジニアの皆さんに向けて、投資の重要性についてお話ししたいと思います。
会社所属が主流のハードウェアエンジニアの現状と課題
収入の伸びに限界がある理由
ハードウェアエンジニアの多くは、企業に所属して働いています。
会社所属のメリットは、安定した収入と福利厚生にありますが、一方で、個人の成果が直接収入に反映されにくいというデメリットもあります。
開発した技術や特許が会社に帰属し、エンジニア個人への報酬が限られているからです。
これは、営業職やコンサルタントと比べると、個人の頑張りによる収入アップのチャンスが少ないことを意味します。
キャリアアップの選択肢が限られる
また、ハードウェアエンジニアのキャリアアップの選択肢は、会社内での昇進や他社への転職など、比較的限られています。
専門性が高い分野であるため、スキルを活かせる職場が限定的であり、転職をする際にも有力な転職先が同業他社になってしまうためです。
同一業界である以上、大きく収入を上げることはなかなか難しいのが現状です。
ソフトウェアエンジニアとの副業事情の違い
ハードウェアエンジニアが副業で収入を得るハードル
ソフトウェアエンジニアは、自身のスキルを活かしてフリーランスとして副業することが比較的容易です。
特に使用できるプログラミング言語によって需要に差はありますが、ITの発達に伴いエンジニア数が不足しており、個人として契約し、副業で稼ぐことも十分に可能です。
一方、ハードウェアエンジニアは、ソフトウェアエンジニア同様高い専門知識を要求されますが、各社固有の製品ノウハウを持っているため、外部のエンジニアをスポット的に起用しづらい側面があります。
実際の業務でも社外に依頼する際には、個人ではなく下請けという形で企業に依頼することがほとんどだと思います。
これらの事情より、ハードウェアエンジニアが副業で収入を増やすことは、ソフトウェアエンジニアと比べてハードルが高いのです。
折角の専門知識やスキルを活かした副業の機会が限られているのが現状です。
ハードウェアエンジニアにとっての投資の重要性
会社からの収入だけでは不十分な理由
以上のような状況を踏まえると、ハードウェアエンジニアにとって、投資による資産形成が非常に重要だと言えます。会社からの収入だけでは、現在の日本では将来への備えとして十分とは言えないと思います。
平均年収よりもやや年収が高い企業が多いですが、やはりほかの高収入な職種・業界に比べると現在の情勢は厳しといわざるを得ないと思います。
将来への備えとしての投資の必要性
投資は、将来の財務的自由を獲得するための有効な手段の一つです。
老後の資金や不測の事態に備えるためにも、早いうちから投資を始めることをおすすめします。
特に近年は新NISA制度など、個人の投資のための政策が充実してきているため、これらの制度を十分に活用できるかが、将来へ備えられるかどうかにかかわってくると思います。
ただし、あくまでも投資は自己責任です。ご自身の判断により余剰資金で行ってください。
ハードウェアエンジニアのための投資戦略
専門性を活かした銘柄選びのポイント
ハードウェアエンジニアが投資を始める際には、自身の専門性を活かした銘柄選びがポイントになります。
例えば、自動化や電気設計の分野で優れた技術を持つ企業に注目するのも一つの方法です。
特に専門知識が豊富はハードウェアエンジニアは、その技術が社会に与える影響や、需給のバランス、既存の競合相手など投資家よりもよりテクニカルな部分を早い段階で比較・分析しやすいでしょう。
また、業界のトレンドなどにもより敏感に反応し、まだ注目される前の企業を選ぶこともできるでしょう。
注意しないといけない点は、インサイダー取引とならないように気を付けることです。
業務上知りえた未公開情報や、サプライヤー・顧客の開発情報などを用いて投資を行うことは、厳しく罰せられますので、十分注意してください。
長期的視点に立った資産形成の重要性
また、ハードウェアエンジニアに限った話ではありませんが、投資は長期的な視点に立って行うことが重要です。
一時的な市場の変動に惑わされず、自身の投資目的に合った銘柄を選び、コツコツと積み立てていくことが大切です。
また、NISAの積み立て投資枠で毎月定額を積み立てるなど、税制的にも有利な制度をしっかりと利用することも大事になってきます。
特に経済の成長に連動するインデックス投資は、投資期間が長くなればなるほど、雪だるま式に資産が増えていきますので、小額からでもいいので早めに行動することがおススメです。
リスク分散と適切な資産配分の方法
リスク分散も投資の重要なポイントです。
一つの銘柄や分野に偏らず、複数の投資対象に分散することで、リスクを軽減することができます。
自身のリスク許容度に合わせて、適切な資産配分を行いましょう。
個別の銘柄への投資はある程度慣れてきた方向けの投資になるので、まずは投資信託やETFといった、複数の企業にまとめて投資ができる銘柄を選ぶのもいいでしょう
まとめ
ハードウェアエンジニアの皆さんにとって、投資は決して遠い世界の話ではありません。
自分の収入と将来を守るために、今から取り組むべき大切なことの一つです。
会社員としての収入に満足せず、投資による資産形成にも目を向けてみましょう。
エンジニアとしてのスキルと知識を活かせば、きっと良い結果につながるはずです。
ただし、繰り返しになりますが、投資は自己責任で行ってください。
無理のない範囲で、着実に資産を築いていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。